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QC検定|会社のみんなと一緒に受けてみよう!

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QC検定|会社のみんなと一緒に受けてみよう!

QC検定|会社のみんなと一緒に受けてみよう


 前回からの続きです、どうぞ^^



「QCの見方,考え方といっても,所属する部門や職域によって,ズレや違いがけっこう生まれやすい。それを防ぎ,共通理解,共通言語として社内で足並みを揃えるためにも, QC検定は有効な制度だと考えています」
自律的に通信教育で学べる 丨|自己啓発プログラムも整備
教育支援策のもう一つの柱は,「自己啓発プログラム」。これは社外教育機関が実施する多種多彩な通信教育を,社内の人財育成の仕組みとして整備しているものです。CQMを展開するうえで必要となる基本的な問題解決アプローチ法のほか,各部門で特有の専門知識や教養,スキルを身につけるための自律 的な教育支援策という位置づけ。毎年度発刊される分厚い「自己啓発プログラム」をざっと眺めると,品質管理,品質保証関連領域でも,品質工学,信頼性工学からQC七つ道具, 統計的方法まで多彩な分野を網羅し,その中にQC検定対策のコースも数々ありました。
そして特長といえるのが,従業員一人ひとりに毎年ポイントが付与され,選択したコースを修了,あるいは合格すると使用ポイントに応じた奨励金を支給する仕組み。塩原さん によれば,大半の人が自己啓発プログラムを利用しているそうです。
「毎年の年度始め,誰もが能力•行動シート やチャレンジシートで年間目標設定を申告しま す。1年間を通してどういう能力をつける,高めるかという具体的な目標を記入するわけですがQC検定〇級とか,営業なら販売士△級などと 申告するケースが多い。試験などに合格すれば 実質的にポイントで受検料をまかなえるので. メリットはとても大きいですよね」
QC検定に限ってみれば,この自己啓発プ ログラムを使って学びつつ,先の受検対策レベルアップ講座も合わせて活用し,検定に挑 戦しているケースがかなり多いといいます。




 

QC検定|会社のみんなと


ミドルの管理者•技術者向けに 8日間の集中教育コース

先の2つに加え,「品質管理基礎教育中級 コース」もこちら独自の教育プログラムとし て見逃せません。基礎教育中級と銘打ってい るものの,対象となるのは全社の管理者.技 術者(主任,係長)クラスなので中身はハイ レベルなもの。2011年から毎年1回,本社 研修センターに受講者が集まり,8日間の集 中講座になっています。
講座づくりの牽引役ともなったQCサークルリーダーさんの 説明によると,カリキュラムはQC検定2級 の内容に即しており,実践レベルでの問題解 決法や解析手法なども身につくように工夫。
所定の修了基準と修了テストに合格した受講 者には修了合格証書を授与。その上で,QC 検定2級に挑戦することも求められるのが, 興味深いこだわりともいえそうです。
これまでの総修了者数は80名以上。すで にQC検定2級に合格していながらこのコー スを受け,再度2級を受検した人も少なからずいるようで,あるQCサークルメンバーさんもその一人でした。
「2010年に2級に合格しましたが,その時 はただ知識を覚えるだけの試験勉強。でも昨年,この中級コースを受け,仕事の実践に活 かすことを意識した講座になっているので, すごく役立つ勉強ができました」
ちなみに,同じQC検定でも1級になると, 要求レベルは格段に上がるといわれており, こちらでも検定1級向けの支援策は,まだあ りません。ただこの点について,QCサークルリーダーさんはこう語っていました。
「現在,当社では9名の1級合格者がいま すが,この中級コースの受講修了がきっかけ になり,業務上の必要性も感じて1級に挑戦 しようと考えるケースが多い。それをフォロ 一する個別の支援教育も,今後の課題だと考えています」

 

QC検定|会社で全体で取り組む


<QCサークルリーダーさんのQC検定体験とアドバイス>

入社後,製造部門で勤務して3年目でQC検定4級に合格。それから3級,2級と取得しま した。3級,そして最初の2級受検の時もそうでしたが,テキストを見て基本的な言葉の理解は ある程度できました。しかし問題は,QCの手法の使い方。今,講師役として教える立場になつ ても感じますが,手法の部分で戸惑う人がとても多い。手法や公式だけを丸暗記しても,受検対 策としては不十分です。特に近年の傾向は,実践レベルの出題が増えていますから。
やはり,QCの手法は何のために使うのか,どういう使い方をするのかと,実際の活用法も想 定しながら勉強すると,理解が進むと思います。

 

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