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品質管理|抜取検査の種類とその説明を分かりやすく紹介しています。選別型、調整型、計量値、計数値、1回、2回などなど。抜き取り検査=サンプリング方法の意味、用途などがお分かり頂けるかと思います。

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品質管理|抜取検査の種類とその説明を分かりやすく紹介しています。選別型、調整型、計量値、計数値、1回、2回などなど。抜き取り検査=サンプリング方法の意味、用途などがお分かり頂けるかと思います。

品質管理|抜取検査の種類


<抜取り検査>


・品質の表し方による分類

①計数抜取り検査
ロットの合格、不合格の判定基準が計数(=個数)で表されるもので、不良個数で与えられるものと、欠点数で


②計量抜取り検査
判定基準が、計量値(特性値=寸法や含有量のような測定したデータ)で与えられるもの。



・合格基準の決め方による分類

①規準型抜取り検査
供給者(生産者)に対する保護と購入者(お客さま)に対する保証の2つを規定して、供給者の要求と、購入者の
要求との両方を満足する用に組立てた検査方式、供給者に対する保護として、品質の良いロットが誤って不合格に
なる確率を一定の小さい値に決めることによって与え、購入者に対する保証として、品質の悪いロットが誤って
合格となる確率を一定の小さい値に決めることによって与えるもの。

②調整型抜取り検査
購入者において、抜き取り検査を緩くしたり、きつくしたりして、調整することを特徴としたもの。一般的に
合格したい合格水準を定めて、この水準より良い品質のロットを提出する限り、ほとんどのロットが合格すること
を供給者に保証する。

③選別型抜取り検査
抜取り検査で不合格となったロットを全数選別することを特徴としたもの。そのため、破壊検査の様な選別を
行なえないものには適用できない。

④連続生産型抜取り検査
ベルトコンベアなどによって、製品が流れてくるような、連続的に製品が製造される場合に、そのままの状態で
適用することを特徴とするもの。たとえば最初は個別検査をし、良品が一定個数続いたら抜取り検査に移行し、
不良品が出ると個別検査に戻る方式の検査。




 

品質管理|抜取検査の種類②


 
・抜取り形式による分類

①1回抜取り検査
1回の資料を調べた結果で、ロットの合格、不合格を判定する形式。

②2回抜取り検査
1回目では、合格、不合格のはっきりした場合にだけ判定をくだし、その中間の結果を示した場合には2回目の資料の
結果を追加し、合否を判定する形式。

③多数回抜取り検査
2回抜取り検査の形式を拡大したもの。毎回定められた大きさの試料を抜取り、各回の資料を調べた結果を一定基準
と比較することで、合格、不合格、不確定の3種類に分類しながら、ある一定回数までに合否を判定する形式。

④逐次抜取り検査
ロットから試料を1個ずつ、または一定個数ずつ抜き取って測定、試験しながら、そのたびに集計した成績を一定基準
と比較することで、ロットの合格、不合格、不確定を判定していき、そのロットの合否を判定できるまで続行する。
1個ずつ抜き取る場合を各個逐次抜取り検査、一定個数ずつの場合を群逐次抜取り検査という。


いかがでしょうか。
この辺りは実際にキッチリと基準を設けて、運用されている職場はあまり多くないかも知れません。
できる限り皆さまの職場に当てはめて考えてみて下さいね。



 

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