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なぜなぜ分析のやり方|実際には、どのような手順でどのようにやればいいのか?何かルールやコツはあるのか?
という疑問があると思いますので、ここでは具体例をあげてご説明したいと思います。

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なぜなぜ分析のやり方|実際には、どのような手順でどのようにやればいいのか?何かルールやコツはあるのか?
という疑問があると思いますので、ここでは具体例をあげてご説明したいと思います。

なぜなぜ分析のやり方


<なぜなぜ分析のやり方|具体例をあげて>

 不具合が起こったとき、解決策を見つけるべく原因の調査をしますが、そこでその手段の一つのとなるのがなぜなぜ分析です。

でも実際には、どのような手順でどのようにやればいいのか?何かルールやコツはあるのか?
という疑問があると思いますので、ここでは具体例をあげてご説明したいと思います。


 

なぜなぜ分析のルール






 なぜなぜ分析をする際には、次のようなルール(気を付けるべきポイント)がありますので留意しておいて下さい。


・なぜなぜ分析は、要因を1つずつ順番にさかのぼって、真因を導き出す手法です。 要因は必ずしも1つではなく、いくつかに枝分かれする場合もあります。
間違っても、要因は1つだと思い2つ3つ出たら1個に絞る。。と、してはいけません。

・分析した要因は、論理的につながらなければなりません。 その確認方法として、「なぜ?」「なぜ?」と掘り下げたら、逆に下から「だから」「だから」と文章がつながらなければなりません。
例) 「なぜ錯覚したのか?→同時に作業したから。」 の場合、「同時に作業した→だから錯覚した。」
出荷日だった。だから時間が無かった。だから手間を省きたかった。だから同時に作業した。だから錯覚した。だから間違えた。

・「貼り間違えた」という発生原因を分析する際、「貼り間違えに気付かなかった」という流出原因は別で分析しましょう。 質の違うものを一緒くたにすると、適正な分析ができません。

・個人的な話(心理面)や言い訳等、次につながらない表現は基本的に避けましょう。 「ボーっとしていたから」、「忙しかったから」、「注意を怠ったから」、「忘れたから」など。

・対策は「発生防止策」に導く必要があります。 「ポカよけ」、「機械チェック」、「間違いの見える化」などになります。 「発生防止」と「間違いに気付ける」仕組みが必要になります。
注) 「チェックリスト作成」や「教育する」、「注意する」だけでは、ヒューマンエラーの発生を低減させることは困難です。



 

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